メモ

自分のためのノートを。 映画やドラマ、小説、ゲーム等についての感想、考察、その他諸々。

祖父について『リメンバー・ミー』

「なんていい映画なんだ!!」
深夜に叫んでしまったよ。

 

アカデミー歌曲賞も取っている

 

職場のお姉様に、大切な人を亡くしたひとにおすすめの映画だよと教えてもらった今作。
昨年の初夏に、長く一緒に暮らしていた祖父を亡くした自分にとってはグサリと刺さる映画だった。

 

「死後の世界での死(最後の死)は、生者の世界で忘れられてしまうこと」という設定がよかった。

 

もし死後の世界があるとしたら、それは会いたい人に会える世界であってほしいと思う。
先祖が見守っていてくれて、皆自分のことを生まれたときから知ってくれているならば、なんて素敵な世界なんだろう。

 

祖父は毎日、簡易的な仏壇にお茶とご飯を供えていた。7人兄弟の末っ子の祖父に対して幼い頃によくしてくれていた姉と、多くの先祖に祈りを捧げていた。
早起きをした朝は、祖父と一緒に手を合わせたりした。
家族を大切にする祖父で、最期の時まで残される妻(祖母)を心配していた。


忘れるわけないと思っている。いまも毎日のように思い出す。

 

だけど人間、時間が経つと忘れていくものだし、忙しいと考えなくなるもの。
せめて、死者の日(お盆)にはゆっくりと、死んでいった家族について思いを馳せることを大切にしていきたい。