メモ

自分のためのノートを。 映画やドラマ、小説、ゲーム等についての感想、考察、その他諸々。

無人島開拓日記2『あつまれ どうぶつの森』

 

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おうちが建ちました。

 

島流し2日目。

朝目が覚めると、おうちが建ってました。

 

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博物館長のフータさんが我がウェスタロス島へ来島。

さっそく虫魚化石を寄贈するために奔走。

 

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釣ったり

 

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跳んだり

 

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取ったり(*閲覧注意)

 

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鳥らしからぬ反応は変わらず

 

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ババッと必要数を寄贈し、初日して博物館の設置が決定。

たのしみ。

 

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採取途中、ジョニーがこの島にも流れ着いた模様。

常に流されるジョニー。

 

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新築のローンを払込み、

 

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ハンモックで眠る。

 

 

明日は、たぬきち社長の店舗建設のための資材を調達することにしよう。

木材や石材、鉄鉱石等を使うクラフト要素(DIY)が今作の中心にあり、なんと店舗建設まで島民の使命なのだ。

スローライフのはずが、なんかノルマに追われているぞ、、?

 

では。

『BEASTARS ビースターズ』

先日、某対談にてビースターズがいいと聞き、Netflixでながら見を始めた。

 

 

「わーズートピアみたいじゃーん」と軽い気持ちで見ていたが、レゴシのぬぼーっとした語りに引き込まれ、気がついたら1期全編見終えている始末である。

 

そんなわけで、忘れないうちに少し感想メモ。

ネタバレ含みます。

 

 

まるでズートピアな草食動物と肉食動物が共存する社会で、チェリートン学園という全寮制の学校を舞台に、動物たちの日常が描かれる。

普段は肉食動物もビーガン風の食事を摂るなど、様々な工夫により肉食の本能を抑えることで社会が成立しているが、本能を抑えられずに食べてしまったり(食殺という)、非合法の肉食を黙認する裏市があったりと、歪な構造の上になんとか共生社会を保っている状況である。

 

そのような中で、学園内演劇部のテム(アルパカ)が食殺される事件が起きるところから、物語が始まる。

 

演劇部には主人公のレゴシ(ハイイロオオカミ)や人気役者のルイ(アカシカ)が在籍していて、新入生の歓迎会で行う公演に向けて練習に励む日々であった。

 

普段は大人しく根暗なレゴシだが、ある夜になぜか本能を暴走させ、学園のウサギを食殺未遂を起こす。

その動物がヒロインのハル(ドワーフウサギ)である。

 

学園物としての構造は、レゴシ⇨ハル、ハル⇨ルイ、ルイ⇨ハル?、の三角関係から始まり、ジュノ(ハイイロオオカミ)登場後はジュノとハルがレゴシを取り合う形となる。

おそらくハル派とジュノ派に分かれるかと思うが、僕はハル派。

 

物語として、異種属(草食動物と肉食動物)の恋愛が成立するかが大きなテーマとなっているし、本能的に身体が拒絶しあってしまう2匹を純粋に応援したい。

あと、単にハルがかわいい。ビジュアル的にはジュノがかわいいキャラなのだが、常に状況を客観視しながらも、相手を気遣うことができるハルはとてもいい。

他方、ジュノは肉食動物中心主義的な価値観の持ち主で、所与の条件(ビジュアルな良さや肉食動物であること)を露骨に武器として使う。まあそれはそれで才能でもある。

という学園モノの醍醐味と並行して、捕食者(強者)と被捕食者(弱者)の共生についての難しさについて丁寧に描いている。

 

アカシカのルイは、草食動物でありながら学園内で絶対的な地位を築いており(ルックスや振舞いからキャーキャー言われてる)、肉食動物>草食動物という根本条件に抗う存在である。

それゆえとても、危うい。そして危うさがたいへんな魅力にもなっている。

 

学園のリーダーとして、相手が肉食獣だろうと物怖じせずに立ち向かう。必要があれば叱責し、殴る。が、その腕は悲しいくらい細い。

ルイはもどかしさを常に押し隠して、自信ありげに振舞う。すごくかっこいい。

ルイ先輩!!!と思っちゃうシーンが多々ある。

 

 

とはいえ、この物語の魅力の大半はレゴシにあると言っていい。

レゴシは肉食動物のハイイロオオカミであり、強者の部類だ。しかしこの社会ではその強者性は抑制されることが求められる。牙を向けただけで捕まる(たしか)。

だからレゴシは元来の根暗さもあって、弱者のフリをして過ごしている。

喧嘩だって、普通にやったら勝ってしまう。だから「どうやったら負けられるか」を考えてうごく。

 

他方で素朴な正義感があり、隠れて草食動物の血を飲んでいる(ドーピングという)肉食動物にはなりふり構わず本気で殴りかかる(それを止めに入るルイ先輩がほんとうにかっこいい)。

 

そして典型的な思春期童貞キャラ。

ハルちゃんとのラブホテルのシーンでは、肉食×草食セックスの本能的な不可能性が、童貞的キャラによって多少コミカルになっている。が、実際はとても重いシーンだよなあ(ところでなにを見させられているんだ?)。

 

僕だけがいない街』の藤沼悟ぶりの低い声でのひとり語り、これがとてもいい。

 

原作も読んだ。構成がしっかりしててグイグイ引き込まれる。

 

 

アニメ版1期ではキャラクターの描写と物語の展開が中心で、最終話でなにも解決していない。ただ、レゴシ、ルイ、ハルを中心にキャラクターが魅力的なので、これからの展開が楽しみである。

きっとレゴシは肉食動物としての本能を受け入れて、だれかを食べるんだろーなー。ハルちゃんを泣きながら食べるのかなー。ルイ先輩は失意のうちに死にそうだよなー。

 

 

ところで気づいたら妻が原作漫画を全巻Kindleでゲットしていたので、一気に読んでしまおう。

 

無人島開拓日記 『あつまれ どうぶつの森』

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新型コロナウイルスから逃れるために(?)無人島への移住が決定した。

たぬき開発とやらのパッケージプランにて、いろいろと登録を進める。

 

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今作はなんと、島の形が選べる!

過去作では気に入らない村の配置のたびにリセットしてたな、、、

 

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さっそく小型機で島へ。

どうやら社長自ら迎えてくれるそう。

 

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見たような顔が、、

 

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たぬきち!事業がずいぶん手広くなったな!

工具や薪が置いてあり、なかなかワイルドなたぬきち

 

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ゲームオブスローンズ の呪いから脱せていないこの島名

テントをはり、夜はキャンプファイヤーを囲んで同時に入島するどうぶつたちと祝宴。

あたい系とおいら系が1匹ずつ。挨拶は済んでいる。

無人島でのキャンプファイヤー、翌朝1匹の死体が発見されそうなシチュエーションである。のこぎりがあやしく見えてくる。

 

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テントに戻り眠ると、とたけけの夢をみた。

かつて聞いたことのあるような「自由気ままに暮らそう、たくさんの人を呼ぼう」のような文句を言ってくれた。

 

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目が覚めると、請求が。

事業手法は変わっていないようだ。

無一文の人間を無人島に誘い、衣食住をコントロールした上で高額のローンを提案してくる。

が、以前に比べて金額が低くないか?ベルの価値が上がった?

 

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「たぬきマイレージ」という無人島での買い物や行動でたまるマイルで、ベルでの支払いを代替できるとの提案が。

ペリカみたいなもの?

 

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なんとかマイルでの初期費用を払ったが、やはりマイホームをローンで建てる提案をしてくる。

かわらず不動産業もやっていると自分で言ってたな。

 

ひとまずチュートリアルみたいなものが終わった感じか。

今日にはフータさん(博物館館長)のテントができるらしいので、島内の虫魚収集に勤しむつもり。

 

 

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ところで、山本直樹の『RED』にはまり、『ありがとう』を読み、『ビリーバーズ』を読もうとしている僕にとって、「無人島」の設定はどきどきする。

 

ではまた。

青い光 『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE DEMO』

 

待望のファイナルファンタジー7のフルリメイクが出るという。当然に予約注文していたが、体験版があることをしばらく知らなかった。

飲み会後でふらふらになりながら、なんとかプレイし終えたので、少し書きたい。

 

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おかえりクラウド

 

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エアリスのアップからカメラが徐々に引いていき

 

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どーん 細部まで描写されていて文句なし

 

まず映像がとにかくすごい。

想像をはるかに超えていた(先日まで三国志14をプレイしていてハードル低かったのもあるかもれない)。

 

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ジェシーがかわいい

 

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ビッグスはなかなかワイルド

 

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ウェッジもかわいい

 

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ふむ

 

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ジェシーがかわいい

 

キャラクターデザインが懸念していたよりもアニメ感なく、リアリティがそこそこあって好感を持てた。

 

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壱番魔晄炉

 

今回のデモは、壱番魔晄炉の爆破までだ。

概ね原作どおりに話が進んでいく。

 

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ちゃんとおじさんデザインがおじさんでよかった

 

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魔晄炉内部。冷却水感。星の命。

 

いまいち戦闘が馴染めず、ボス戦にまさかの苦戦。何本ポーション飲んだろう、、、

だが戦闘システムの感触はいいかんじ。本編ではたのしめそう。

 

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逃げることに必死なダサいクラウド

 

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なんとか撃破、バレットさんありがとう。

 

ボスを倒し、原作どおり爆破へ。

ボス戦前に、爆破時間を20分後にするか30分後にするかバレットに聞かれ、20分後と即答していたクラウドさん。思わぬ苦戦にそこそこ焦る。

 

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タイマーが懐かしい

 

二度ほどこけるジェシーを助け、なんとか脱出。時間的にはわりと余裕だった。

 

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爆破。青い光。

 

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爆破の遠景。印象的で大変美しいシーン。

 

HBOのドラマ『チェルノブイリ』を観ている人間にとっては、どうしてもこの青い光はチェレンコフ効果によるものに見えてしまう。

チェルノブイリメルトダウンを起こしたとき、炉の上空ではこのような光が上がったらしい。

 

大変な名作なので観て欲しい

 

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ラストは彼のイメージがちらつく

 

 

とにかく映像が美麗だし、キャラクターデザインも(バレットの喋りのうっとうしさ以外)違和感なくよかった。

今回のリメイクはミッドガル編までとの話を聞いたが、ざっくりとうすーく全編を描くよりは、緻密に丁寧に描いてくれたほうが、分割販売となっても僕はうれしい。

そもそもこのクオリティで描くのなら、全編リメイクには相当な歳月が必要だろう。

 

久しぶりにわくわくすることができる体験版だった。

序文 ドミニク・チェン『未来をつくる言葉ーわかりあえなさをつなぐためにー』

 

序文が素晴らしかったので引用。

「まだ一人では生きていけない彼女の成長をいつも側で見守ることによって、自分の生きる意味も無条件に保障されてきた。わたしはそのあいだ、自分自身のために新たな言葉を探ることを必要としなかった。ある意味では、「こどもを育てる」という免罪符を得ることで、自分自身の歩みを振り返ることを怠ってきたのかもしれない。」

(中略)

「しかし、いま、自分とこどもを覆っていた泡の皮膜が弾けようとしている。娘はある時から、自分だけの感覚を獲得して、自由に問いを発しはじめた。一方的に庇護を受ける段階を脱して、目の前に広がる豊穣な世界へと自らのちからで分け入ろうとしている。これもまた、自分とこどもの関係におけるひとつの「はじまり」と「おわり」なのだろう。であれば、彼女がうまれたときに感得した儚い印象がいつのまにか消え去ってしまわないように、そのあたらしい受容器となる言葉にかたちを与えたい。そのためにも、娘の誕生と共に一度終わった自分の学びのプロセスを起動し直さなければならないのだろう。」

 

—『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―』ドミニク・チェン著
http://a.co/adDLDUY

 

 

このブログの意味も、息子の誕生と成長に、密に関わっている。

エダード・スタークの刃 『Game of Thrones』3

 

今回はしっかりネタバレ記事。シーズン8を見届けた人向け。

 

まだ途中の人はブラウザバックをたのみます!

 

 

みんなのトラウマシーン

 

1-9のラスト、エダード・スタークは処刑される。

ゲームオブスローンズを観ていると、ショックが強すぎて言葉を失うことが度々あるのだけど、これはその典型的なシーン。

「絶対死んじゃダメだろネッド!!お前がいなくなったら家族はどうなるんだ!!」

 

ここから始まる「ゲームオブスローンズ 」を体感させられたシーンとも言える。

 

 

シーズン8のバトルオブウィンターフェルにおいて、決定的な仕事をしたアリア・スターク。

 

シオンが最後を見届けられたのかどうか気になるところ

 

彼女がこの役割を果たすためには、シーズン1の時点でネッドがアリアに剣術稽古を認めることが重要だった。サンサ(姉)のようなお姫様としての振舞いを求めるのではなく、アリア自身の興味を認めることが後につながる。

 

教師のシリオはシリーズ屈指の美しい戦い方をする

 

ウィンターフェルにいるときはキャトリンの目もあり、自由に振る舞えなかったアリア。

元々戦闘のセンスがあることはウィンターフェルにいるときから明らかだった。

そんなアリアを認め、ジョン・スノウはニードル(レイピアかな?)をプレゼントした。ジョンとアリアの関係性がまたいい。幼い頃からきっと仲良かったんだろうなあ。

 

シリオに鍛えられ、戦い方を学んだアリア。

ハウンド(サンダー・クレゲイン)やジャクェン・フ=ガーといった戦士たちから直接的・間接的に学び続け、ナイトキングを刺す刃となった。

 

ネッドのアリアへの愛(娘としてではなく、ひとりの人間として認めること)が、あのシーンに結実すると思うと胸が熱くなる。

 

そしてまた、ジョン・スノウもエダード・スタークが放った刃だった。

 

ネッドの「父」としての、「子(血縁を超える)」への愛が世界の危機を救ったのだった。

 

彼はもちろん、シーズン8での出来事を見通していたわけではない。日々の生活の中での行動や判断が、結果として「刃」となったのだ

 

「結果として」ということが決定的に重要だろう。

 

ゴールや目標を想定して日々生活することはたしかに重要だろう。だけれど、それとはまったく別の意味で、自分の行動や判断が、様々な形で将来に影響していくのがこの世界の論理(決定論的カオス)だ。

その結果が良い意味を持つのか悪い意味を持つのかは、判断する人や時代による。

ならば僕は、僕の関係する人々が結果として幸せと思えるような日々を送れることを祈りながら、日常を積み重ねていきたい。

 

エダード・スタークとは、偉大なる父であった。

 

祖父について『リメンバー・ミー』

「なんていい映画なんだ!!」
深夜に叫んでしまったよ。

 

アカデミー歌曲賞も取っている

 

職場のお姉様に、大切な人を亡くしたひとにおすすめの映画だよと教えてもらった今作。
昨年の初夏に、長く一緒に暮らしていた祖父を亡くした自分にとってはグサリと刺さる映画だった。

 

「死後の世界での死(最後の死)は、生者の世界で忘れられてしまうこと」という設定がよかった。

 

もし死後の世界があるとしたら、それは会いたい人に会える世界であってほしいと思う。
先祖が見守っていてくれて、皆自分のことを生まれたときから知ってくれているならば、なんて素敵な世界なんだろう。

 

祖父は毎日、簡易的な仏壇にお茶とご飯を供えていた。7人兄弟の末っ子の祖父に対して幼い頃によくしてくれていた姉と、多くの先祖に祈りを捧げていた。
早起きをした朝は、祖父と一緒に手を合わせたりした。
家族を大切にする祖父で、最期の時まで残される妻(祖母)を心配していた。


忘れるわけないと思っている。いまも毎日のように思い出す。

 

だけど人間、時間が経つと忘れていくものだし、忙しいと考えなくなるもの。
せめて、死者の日(お盆)にはゆっくりと、死んでいった家族について思いを馳せることを大切にしていきたい。